谷口歯科診療所 中央区北3条西4丁目第一生命ビル3F TEL 011-271-2610
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歯ぎしり・喰いしばりについて(保険治療)

ここ数年で、夜間就寝時の歯軋りや喰いしばりによる、お口のトラブルが増えております。

歯軋りや喰いしばりの原因は、ストレス性とも言われていますが、人間の生理現象の一つとも言われており、ハッキリとした原因は、不明です。
トラブルには、歯の磨耗や歯の破折や一部歯肉の退縮(局所的に歯肉が下がり、歯根の露出)や顎関節症等が上げられます。
その対処と致しまして、「スプリント療法(保険治療)」が有効となります。患者様の上あごの歯型取りを行い、専用のプレス機により、スプリント(装置)の原型が製作されます。この原型を基に、患者様のお口の中で調整を行います。
この装置は、夜間就寝時のみお使い頂くものであり、スポーツ用ではございません。

当院では、スポーツ用のスプリント(マウスガード)も製作可能です。スポーツ用は、実際に噛む力(食いしばり)の分散を行う事で、身体能力の向上(スポーツ力学)、歯の破折防止等が可能となります。尚、スポーツ用スプリントは、保険適用外です。※治療内容により、一部保険適用外

スプリント療法の流れ

<1:スプリントの制作>


(専用プレス機とプレスされたスプリント)

専用のプレス機で歯型を基にプレス製作されたスプリントを患者様のお口の中で調整し、夜寝る前にお口に装着して頂きます。
翌朝、スプリントを確認します。黒く色が塗ってあるのは、患者様御本人が朝起きた時、何が起きていたかを目で確認出来る為です。


(調整されたスプリント外側・内側)

○歯軋りがある場合は、線となって削れます。
○食いしばりがある場合は、丸、楕円に削れます。
○歯軋り、食いしばりの両方の場合もございます

<2:症状の診断>

この患者様は、前歯を審美的に治したいという主訴で来院されました。

左右前歯が対照的に欠けています。


右側側方:セラミック製の前歯が欠けています。


左側側方:前歯の詰め物が欠けてしまっています。下の歯の根が限局的に露出しています。


何か硬い物を口にし、欠けたのか?それとも気が付いたら、欠けていたのか?
スプリントを装着して頂きました。

<3:結果>



前歯部分は歯軋り、奥歯は食いしばりの診断が出ました。
この患者様には、夜間就寝時に出来るだけスプリントを装着して頂く事を前提にウォルセラム・セラミック・システム(オールセラミック)を応用させて頂きました。

スプリント療法のまとめ

スプリント療法を行う際に、一番疑問となるのは、その使用期間と思われます。
歯軋りや食いしばりは、総称して悪習癖(ブラキシズム)と呼ばれています。
メンタル的な原因がある場合に強く出る方いらっしゃいますので、「この期間だけ御使用して下さい」という事は難しいと思われます。
しかし、スプリント装置を装着する事が日々の習慣になる事で、確実にトラブル回避に繋がる療法であると言えます。