ミニ・インプラント使用の流れ
<1:診断 - 手術 >

この患者様は、上下総義歯をお使いになられている方です。上の義歯には、問題は無く快適にお食事が出来ています。
下の義歯は、お食事の時以外は、問題は無いとの事です。
問題は、お食事の時に下の義歯が動いてしまい、痛くて噛めないと言う事が主訴で来院されました。
・外科処置には、抵抗があるし、何ヶ月も傷が治るまでは我慢が出来ない。
・なるべく、今使っている義歯を使いたい。
・なるべく、今使っている義歯を使いたい。
診断としては、特に下のあごの土手(歯肉)が細く、歯が1本も残っていない場合は、義歯の動きを完全に止める事は難しいと言えます。
そこで、外科的侵襲が少なく、現在お使いの義歯をそのまま使用する事が出来る『ミニ・インプラント・システム』をお勧めしました。

歯の無い土手(無歯顎)にインプラントを埋入する事は、歯の様な指標が無い為、とても難しく目分量となってしまう危険性があります。
直径1.8mmのインプラント4本一組で機能させるこのシステムは、平行性や義歯の着脱方向を考慮した位置への埋入が必要です。手術前に型取りをした模型上でインプラント同士の位置や平行性の指標を製作し、埋入手術の際に用います。
<2:手術の翌日>

手術の翌日です。痛みは少なく、腫れも最小限の抑えられました。
当院では、レーザー照射により、より早く痛みや腫れの緩和を行います。
傷口が治るまでの約2週間前後は、軟らかい材料を入れ歯の内側に応用する事で、なるべく傷口の保護をしていきます。
<3:2週間後>

指標を元に4本の埋入手術を行い、2週間後の様子です。
インプラントの位置や平行性などの問題は無く、適正な埋入がなされました。
術後の疼痛や腫れも少ないのがこのインプラント・システムの特徴です。

手術後、約2週間前後より力を掛け始めます。
インプラントの頭の丸い部分にボタンのように装着する、ハウジングという装置を付けているところです。
適正な位置にインプラントが植立されていますので、ハウジング同士の干渉も御座いません。

ハウジングを今までお使いの義歯に組み込む事で終了となります。
しかし、あくまでも義歯を支える為のインプラントですので、義歯自身(上下共に)の調整は約半年に一度は必要となります。